カオラウは、世界文化遺産に登録されているベトナム中部の町ホイアンの特産料理です。カオラウの麺は小麦粉を練って太めに作られており、日本のうどんに近い食感があります。


カオラウの汁は醤油味で濃く、碗の底の方にしかないので、麺を底から混ぜて汁をからめて食べます。甘辛いスープと香草類のややクセのある味、それに淡白な麺などの風味が混ざってとてもおいしいです。

ホイアンでは、カオラウを出す店はいたるところにあるが、ホイアン以外ではあまりみられません。ホーチミン市では探せばカオラウを出す店が少ないです。暑いベトナムでフォーのような汁麺を食べるとさらに暑苦しいが、カオラウは汗をかかずに食べられる数少ない麺料理のひとつです。